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チャイナの医療事情(2015年07月)

SSCでは、会員様向けに毎週、チャイナの医療情報や生活情報を掲載したメールマガジンを配信しております。
こちらのスペースでは、配信済みメールマガジンより記事の一部をご紹介いたします。

受動喫煙にご注意

 

チャイナで生活をしていて気になることの一つに大気汚染がありますが、外気のPM2.5などの汚染以外にも、タバコの副流煙などによる受動喫煙もチャイナでは非常に多くなっています。

日本では喫煙できる場所が決められており、また屋内では喫煙場所が仕切られているなど、受動喫煙の対策がされていますが、チャイナではまだまだ対策がなされていません。欧米や日本に比べ、喫煙者が多い上、喫煙者のマナーが悪いことも問題です。マンションやオフィスの通路、トイレの中で喫煙している人もよく見かけますし、ひどい人はエレベーターの中でも一人ならと喫煙する人もいます。

副流煙には、喫煙者が吸い込む主流煙よりも多くの有害物質が含まれており、主流煙に対して、副流煙にはニコチンが2.8倍、タールが3.4倍、一酸化炭素が4.7倍も多く含まれています。受動喫煙の症状としては、目やのどの痛みなどがあります。心拍数が増えたり、咳込んだり、手足の先が冷たくなったりするなどの影響があらわれる人もいます。長期的な影響では、心筋梗塞や狭心症で死亡する危険性が1.3~2.7倍になるほか、脳卒中や喘息のリスクが上がることが報告されています。また妊婦さんの受動喫煙は、ニコチンや一酸化炭素の影響でお腹の赤ちゃんにさまざまな影響を与えます。

チャイナで生活している以上、受動喫煙はなかなか避けられませんが、近くに喫煙者がいる場合は距離をあける、風下に立たない、喫煙者の後ろを歩かない、家の中やオフィスでは空気清浄器を使用するなど、少しでも受動喫煙しないよう、自分自身で対策をする必要があります。

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