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チャイナの医療事情(2016年12月)

SSCでは、会員様向けに毎週、チャイナの医療情報や生活情報を掲載したメールマガジンを配信しております。
こちらのスペースでは、配信済みメールマガジンより記事の一部をご紹介いたします。

冬の季節に従って養生しましょう

 

冬季は防寒保温に気を付けましょう。頭や背中、足を温かくするように注意を払う必要があります。冬は寒気がよどんで、体内に流れる血や気の巡りが悪くなり、既往症の再発や重篤化に繋がります。特に脳梗塞や脳出血、心筋梗塞など命を脅かすような重大な疾患は発症率や死亡率が明らかに増加されます。

冬に我々人間は最大限にエネルギーを節約するため、皮膚や汗腺を収縮させ、陽気を内側に潜め、体表面の気や血の流れを減少させ、新陳代謝も遅くさせます。伴って病気に抵抗する力も低下されます。このため漢方では冬に頭と背中、足の三カ所の保温を心がけると良いと言われています。

頭の保温は帽子やマフラーを付けるように心がけます。背中の保温はベストやストールなどが役立ちます。足の保温は厚手の靴下を着用し、裸足で靴を履いたり、足首を寒さにさらされることはなるべく避けましょう。寝る前に足湯につけると、疲れが取れやすく、睡眠にも役立ちます。

外出は午前10時から午後3時が望ましいです。「黄帝内経(チャイナ最古の医書)」には、冬は“早く寝て、遅く起き、必ず光を待つ”と強調しています。高齢者、特に女性の多くはカルシウム不足なので、冬は家に引きこもらないで、外出運動の時間を増やし、「太陽風呂」を多めに浴びるとよいです。

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